■ABSのはじまり
1985年にコンピューター会社のリース債権を証券化したのが始まりといわれています。
やはりアメリカになります。日本でもようやくABSの発行が本格化し始めました。
資産担保証券のことを、アセットバックトセキュリティ(Asset Backed Security)、略してABSと呼んでいます。ABSは、企業が保有する資産を裏付けにして発行されます。企業が保有する債権や不動産などの資産を企業から分離し、その資産から生じるキャッシュフローを原資として発行される証券です。
資産担保証券を発行するには、複雑な手続きが必要です。まず、資産を企業から分離するために、特別目的会社(SPC)を設立します。企業は、資産をそのSPCに譲渡します。
特別目的会社(SPC)は、譲渡された資産を裏付けにして証券を発行し、投資家に販売します。資産が企業から切り離されているため、元の企業が倒産などの事態に陥っても、SPCが保有する資産が健全であれば、投資家は安心して証券の支払いを受けることができます。つまり、元の企業の信用力ではなく、対象資産の信用力に対して投資される証券です。
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